出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻) | 1999.02 | 逝く春 | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
本文 文字数=801
啼きほけし薮鴬を聞きながら濠の桜の散りゆくを見し
わが植ゑし小松は草にうづまりてわづかに緑をふき出でにけり
庭の面にさへづりあへる雀子のこゑ長閑なる高殿の朝
春植ゑし植木大方若芽ふきてなじみそめたり土のしめりに
木蓮のはなしろじろと水底にうつるもすがし庭の溜池
もえいでし楓の若葉あかあかと庭のおもてに春をにほへり
入梅にまだ間はあれど何となく青葉にふれる雨の小暗き
何時の間に春深みけむ菜の畑の菜種の青葉薹たちてをり
早咲きのつつじはもえて春ながらまだ襟さむき風ふけりけり
石斛は花持ちにけり月宮殿の岩のさけめに根をかためつつ