出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻)1999.02赤土の匂ひ出口王仁三郎参照文献検索
キーワード: 和歌実作
 
本文    文字数=618

赤土の山を伐り拓いてつけた道、にちやにちや降る雨はなやましい
電車から下りる雨あと道、泥をなめた袴の裾がさびしい
ぬかるみをよけて歩いてゐる自分の袴に泥ぶつかけてゆく自動車
新開の自動車道に雨が降つて、靴にねばりつく粘土の悲しさ
新開の山道をのぼりながら、粘土のにほひがしたしい(早春)
山裾の赤土を削つて新道を拓いたあとに残る断層の匂ひ!
薮あとを崩す土の香を満喫してトロを押してゐる若者逹(赤山別院にて)