出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻) | 1999.02 | 逝く秋 | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
本文 文字数=710
逝く秋の名残りとどめてただひとつ梢に残る柿は淋しも
しぐれ雲山の尾上にかかりつつ庭の常磐木風笛を吹く
かさこそと朴の落葉を踏みて行く渓間にかかる白糸の瀧
たわたわと鴉は止りあぐみ居り野辺のポプラの細き梢に
東の山のなぞへに雲のかげ一つおとして夕陽照らへり
庭の面のひともと松に西陽さして時雨のあとの露は光れり
たまさかに窓をひらけば嬉しもよアカシヤ散りて彼が家見ゆ
ぶらぶらと梢にあかき柿の実のさゆるるなべに鶲の声すむ
空銃に驚きにげしむら雀ややありてまた稲田に飛び来