出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻) | 1999.02 | 秋寒 | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
本文 文字数=731
朝夕は秋風冷えて窓外の田の面のかはづ声ひそめたり
今日もまた雨いたるらし朝冷えの愛宕の山に雲ただよへり
よべの雨けさはれたれど山山の谷間にいまだこもる白雲
あかあかとわが眼に野火のはしるなり夕吹く風に冷えを覚ゆる
コスモスの花はまばらになりゆきて銀杏の梢黄ばみそめたり
あまりにも月のひかりの清ければ夜寒の庭にしばし佇む
たらちねの母のことなど思ひつつ月下の神苑を一人歩めり
ひともとの銀杏にかかるゆみはりの月の光りの青みたるかな
夕風のさむざむ渡る神苑にふところ手して虫をききをり