出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻)1999.02日記帳より出口王仁三郎参照文献検索
キーワード: 和歌実作
 
本文    文字数=1624

湯あがりの鏡の前に長髪を梳きてくくりて心すがしき
かくのごとわれ肥えたりと諸肌を脱ぎて見せたり吾妹子の前に
銀杏のつぶら実梢に黄ばみつつ初秋のかぜ凉しく吹くも
南洋のポナペの島を拓かむと人遣はしぬ楽しも今朝は
ひさびさに訪ひ来し友を夕暮の汽車に送れば月山を出づ
菊の花にほへる秋をわが魂はよみがへるなり若かりし日に
菊の花咲きさかる日を待ち佗びてわれは朝夕花園に立つ
独りごといふ癖つきぬ高殿の窓辺夜な夜なたたく嵐に
土掘れば城の石垣つぎつぎにあらはれ来るに昔をぞ思ふ
小遣をねだるわが子にたはむれて搾取階級とよばはりてみし
鶏頭の花の鶏冠の大きくなりて朝夕に食む飯のうましさ
冨士の山のうつしゑ見つつ駿河なる吾が師の君の安否を思ふ
わが旅に立つべきよき日近よりて神苑の萩は咲き出でにけり
にべもなき花にはあれど稲の穂の匂へる朝は清しかりけり
ささやけき怒り押へて尖りたるひとのことばを黙し聞きをり
海中に立てる巌に大いなる亀の居るゆめ見たりよき夢
浪花より来りし友のみやげものまつまへずしの味のよろしさ
四年まへにかけし眼鏡のぼんやりとわが眼弱りてかすみそめたり
温室の草花いろいろ文机におきたらはして花の歌詠む
叔母のちちのみたる操子元気よく今日も神苑を靴はきて走る