出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻)1999.02過ぎし日出口王仁三郎参照文献検索
キーワード: 和歌実作
 
本文    文字数=983

過ぎし日のこと思ひ出てけふの日のわれを偲ベば夢なりしかな
故郷に帰りておもふ高熊の山に入りたる若かりし日を
月も雪も花さへめづるいとまなく貧しさゆゑにわれ働きし
ゑらぎつつ泣きつつ長き秋の夜を君と明かせし昔なつかし
すぎし日の恋を語りて得意気に笑へるわれの老いにけるかも
ままならぬ恋に悩みし若き日を思ひ浮べて君といむかふ
いにしへの竹馬の友の大方はわがふるさとにあらず淋しも
三十年を神の大道につくしつ百の試しにあひて来し吾
葛の花咲きみだれたる下かげにむかし通ひし瀧道のあり
法被着しわが若き日の写真見つつおもひいづるはふるさとの山
暮れなづむ半国山の入つ陽にむかへば恋しすぎし日のこと
思ふことなかば成らずに人生のわれはなかばを過ぎ去りにけり