出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻) | 1999.02 | 十和田湖 | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
本文 文字数=1007
子の口やうち寄す波のたかだかと十和田の湖は黄昏れむとす
虫の声しみじみときく旅の夜の更くるがままに独りもの思ふ
大空を包める雲の幕あけて日かげさしけりただひとところ
夕日かげ五色の岩にたださしてこの大き湖の水底そまれり
ゆく道は谷に添ひたり原始林の木もれ陽あはき奥入瀬の川
みづうみの面をかすめて鵜の鳥の羽ばたき強く飛び渡りゆく
湖際にこんもり立てる老松の肌あかあかと夕陽に照らふ
コスモスの花の細きがさびしげに十和田の宿の庭に咲きをり
朝明の風さむざむと十和田湖の波のおもてに薄霧流る
けふ一日すぐれば明日は帰らむと思ひつくづく十和田の湖見る
さすがにも秋なりにけり十和田湖に陽はかがやけど風のつめたさ
もみぢにはまだ早けれど十和田湖の島のながめは見のあかぬかも