出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻)1999.02出口王仁三郎参照文献検索
キーワード: 和歌実作
 
本文    文字数=1305

窓の外にあけ近き鳥のこゑききて漸くわれはねむりたりけり
ほの軽きつかれ残りて今日もまた朝寝の床のはなれ難きも
カナリヤの啼く音すがしくうつらうつら寝床に聞きて朝の静けさ
南桑の野空一面靄たちて霜おく朝のしづかなるかな
向つ山ただひとところしろじろと霧かたまりて東雲めにけり
牛松の峰のひととこ一筋の雲ながらへて夜はあけにけり
かささぎの声のみにして庭の面をつつめる朝の霧ふかきかも
朝霧にしめれる土を踏みしむる素足の裏のこころよきかな
東雲の空ほのあかる間もあらず尾上をはしる霧のあしはやし
この部屋の玻璃戸てらして朝津日は秋の尾上をのぞきそめたり
松雀なきてあしたの高台をつつめる霧は霽れなむとすも
野の道をくぎりてたてる松並木朝の霧にぼかされて見ゆ
木犀の花の香清き朝庭にこころ静けくわれひとりたつ
朝つゆの庭を素足にふみながら木犀の花の香にひたりゐる
朝庭の木立に雀チンチンと友呼び交せり空晴れにつつ
鳰のうみ見えつかくれつ雨ぎらふ朝のしじまを頬白の啼く