出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻)1999.02家居出口王仁三郎参照文献検索
キーワード: 和歌実作
 
本文    文字数=904

ほととぎす啼く音もまれになりにけり家居ふえたる天恩の郷
あさ漬の茄子の色をすがしみつつ夕餉の膳にわれ向ひ居り
夕顔のしろじろ咲ける庭の面に蚊やりたきつつ二人夕餉す
鶴山に帰るべき日の近づきてわが業あまた残る花明山
つるやまや掬水荘の庭の面にわれをむかふる提灯ゆらげり
山と雲の外に見るものなにもなきこの山里はしづかに暮るる
山の端を月は今しも出づるよとあわただしくも妹は叫べり
生鮎のかをり親しき夕べなり家族つどひて夕餉をとるも
人馴れし直美はニ歳に満たざれどはきはきものをいふ児なるかな
毀たれし宮居の跡にたたずみてなみだにくるる信徒あはれ
園丁のむしりて来る初茄子のつやほのにほふ朝のすがしさ