出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻) | 1999.02 | 身辺雑唱 | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
本文 文字数=1108
街に出て煎餅買へば新聞紙のふくろにがさがさ入れてくれたり
たまさかに街に出づれば要らぬもの許許多買ひたくなりし吾かな
エンヂンの音聞きながら自動車の動き待つ間のもどかしきかな
片減りの下駄穿きつつ砂利道を歩みあゆみて歩みなれたり
女のみ集へる家をはばかりてあわただしくも帰る夕ぐれ
絵を描きて軽き疲れを感じつつ臥床に入りぬゆたけき宵を
人形をいだきてねむる幼児のこころになりて吾も生きたし
黙黙と十脚の椅子ならび居て人待ち顔なるあさの事務室
ひもときしあとだに見えず円本にうすぐろく積む埃さびしも
国おもふ心のなやみはらさむと絵筆歌筆もてあそぶわれ
千早振る神のこころに叶ひつつ老いずまからず生きむとぞ思ふ
ねもごろに返しの文をかきにけり君のみ文のうれしき夕ベに
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人間に死後の生活ある劇を見ながら何か背筋がこそばゆくなる