出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻)1999.02神苑逍遥(綾部)出口王仁三郎参照文献検索
キーワード: 和歌実作
 
本文    文字数=898

椎の木の梢の露のきらめきて穹天閣のあさ晴れすがし
たいりんの泰山木のはなしろじろと桶伏山の朝をにほへり
新芽ふく樫の木ぬれゆはらはらと去年のふる葉は風に散りつつ
汝こそは野山に生ふるたらの木か厳めしくして寄りもつかれず
傘さして雨降る庭をめぐりつつ緑もえたつ夏をすがしむ
小雨ふる椎のはやしの下かげに初夏をいろどる山つつじ花
こんもりと常磐木しげるつるやまの吾が高殿をこむる夕雲
一つ星かすかにひかる空をみつつ心淋しもひとりゐの軒
鶴山のわが高殿は風たてどふもとの町はしづかなりけり
金竜海池のつつみに鶴山のひのき植ゑたりみづぬるみつつ
穹天閣まどをひらけばあけがたの綾部の町の灯はかすかなり