出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻) | 1999.02 | 春深し | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
本文 文字数=743
うらやまに春はたけたり岩梨の花のむらさき葉のあひだゆ見ゆ
むらさきの花にまじりて白き花のまれには見ゆる紫雲英の畑
山のはらひらきつくれる麦畑のかをりゆかしも春ふかき風
うすらかすむみ空の奥にオリオンの星かげ遠し春の夜更くる
庭隅にひともと立てる桐の木の花むらさきに匂ひそめたり
肝むかふこころのなやみ夕潮の海に語らむ春ふかき浜
老梅の幹にふくれし土くれをのぞけば中より羽蟻むれ出づ
大平山尾の上の雲のあしはやみ夕ベをかけて春雨の降る
植ゑいたみせしにやあらむ木犀の芽ぶくともせず春はくれつる