出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻)1999.02出口王仁三郎参照文献検索
キーワード: 和歌実作
 
本文    文字数=877

鶏頭のはなの鶏冠にしも降りて色くろずみぬ冬立ちにけり
わが庭の湯津桂木にひよどりの今朝も来りて冬をささやく
わが居間の縁の障子をかすめつつかげの過ぎゆく庭雀かも
みじか日の障子をたたく凩に庭木のこずゑさゆれうつれる
うち続く冬の曇りにふさぎたる心はらさむと窓あけ放つ
蓑虫の蓑にこもりてさがる枝の冬木楓に時雨そぼふる
千葉椿の花珍らしとうなゐ児が髪のかざしにさして遊べる
花として見れどもあかぬ冬の日の床にさしたるこの梅もどき
(注 「うなゐ」は「うなる」ではないか)
病む入の床を見舞ひて冷えわたるガラス障子に襖たて見し
梢みな散りたる銀杏のはだか木にかかりてふるふ冬の夜の月