出口王仁三郎 文献検索
リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/genshow.php?CD=12882&T1=&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=
原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻) | 1999.02 | 煙る霜 | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
本文 文字数=739
二人が立つてはなす空に月がたかい、橋には霜が煙る
愛宕山上から見下す谷間、むらむら起る雲の果てしもない秋だ
花明山高台の公孫樹が真つ裸になつてゐる、寂しいが朗かな朝の空気だ
ひたと凍りついた月のたかさ、霜を吹きさらす風の遠さ
雲だ、切れ切れを月がくぐる、あとから雁のかげ、平凡な冬の宵だ
光のうすい星が西の空に、ああ二つ六つ七つ、地上は電線が唸るだけ
ざくりざくり霜柱が工夫の靴に崩れる、其大きな赫い靴に
贈賄!
収賄!
何をいつてやがるんだ
その金からして一体どこから持つて来たんだ!