出口王仁三郎 文献検索
リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/genshow.php?CD=12869&T1=&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=
原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻) | 1999.02 | 天恩郷雑詠 | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
本文 文字数=1033
天恩郷雑詠
あかときの雲たなびきて神苑の松にすがしく鵲の鳴く
まだ明けぬ心地こそすれ窓の外つつむあしたの霧深くして
拍手の音のみぞして何人か見わかぬ霧の朝の神ぞの
あかときにピアノの音の起りたり光照殿の奥深きあたりに
高天閣起き出で見れば旭かげ斜にさしぬ膝のあたりに
さわがしき雀の声に起き出でて見上ぐる空に雨は晴れつつ
天の戸のあかる思ひや朝ぼらけ神苑に立ちて鵲を聞く
大愛宕峰の白雲はれわたりヴエランダを吹く風の音高し
今日もまた檪林をさまよひて兎の墓に花手向けたり
月見むとゆふべの庭をさまよへば向つ山峡きり立ちのぼる
半国の山のいただき冴えながらわが庵いまだ月の昇らず
ありあけの月はみ空にうすれつつ濠の芦間ゆ五位鷺のたつ
旧城趾銀杏の下にたたずみてわれ回天の偉業をおもふ