出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻)1999.02初雁出口王仁三郎参照文献検索
キーワード: 和歌実作
 
本文    文字数=717

初雁
初雁の山の端わたるかず見えて秋風さむし別院のには
早稲刈る山田の空をはろばろと初かりがねの渡り行く見ゆ
初雁のこゑ嬉しけれ蝦夷ケ島わが恋ふ友に逢ふ心地して
澄みきりて月照る空にきこゆなり契りたがヘぬ初雁のこゑ
漁船かへる松島夕月夜ほのめく空にはつかりの啼く
故郷に錦かざるはいつの日と思へる夜半に初雁の啼く
秋の日のゆふべの空をあふぎつつ初雁の音を旅にききたり
月見むと端居しあれば雲間より影ちらちちと落つる初雁
おほぞらに初雁たかく聞ゆなり高峯にのぼる月さやかにて