出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻) | 1999.02 | 折りにふれて | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
本文 文字数=817
折にふれて
夕焼の空あざやかに池の面にうつろふ雲の夏めきて見ゆ
みそぎして帰る夕べの土堤の上に宵待草の咲きつづきたり
紅あかと筏かづらの花咲きて夕陽に映ゆる庭うるはしも
前になり後になりて十六夜の月わが汽車を見送りてあり
一文字に流るる霧の帯の上につんもりと浮く胡麻の高山
右左まどの外にも吾が乗れる汽車の室あり夜の汽車あはれ
わが庭に茂れる萩のあるが中に花咲き初めし枝もまじれり
千町田に草ぬく男いつしかに稲のしげみに見えずなりにし
雁わたるタベの空に風寒み浅茅いろづく秋の野のみち
高岸をすべり落ちたる酔人の叱るが如くひとりつぶやけり