出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻) | 1999.02 | 五月雨の頃 | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
本文 文字数=811
五月雨の頃
雨雲は天津日かげを押しつつみ風はださむし天の橋立
成相の山にあまぐも立ちこめて天の橋立小雨降りつつ
ひさかたの天の橋立空たかくわたり来て鳴け山ほととぎす
天渡るる月の夜ごろも過ぎゆきてさみだるる山に啼時鳥
むかつ山霧立ちのぼり大堰川のせせらぎの音遠く聞え来
谿水の音清くして虎杖のながくのびたるこのはざま径
草苺梅雨ばれの庭にいくすぢも根蔓のばして芽をふいてゐる
さつき空ひくう山すそをさまよひながら雨はれにけり
夕けぶりしめるが如く重たげに軒端をはひて空さみだるる
海士の子がたく藻の煙うちしめり波もしづかにさみだるる海