出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
スサノオの宇宙へ──出口王仁三郎の霊界物語を語る1994.02霊界物語 第六七巻~第七二巻出口和明・ほか参照文献検索
キーワード: 霊界物語
 
本文    文字数=3179

○67巻は桜吹雪が吹きまくる世界だ。梅公別の登場で、桜吹雪の中、寒さや暗さという悪が吹き飛んでゆく感じ。梅公別は言霊別の化神。
○「神仏無量寿経」には聖師昇天の日が暗示されている。(組版による)
○伊都能売信仰は、大正7年の開祖没後、「伊都能売神諭」で聖師に厳瑞二霊が統一されていることを示されているが、教団内には定着しなかった。
 伊都能売大神はスサノオであるが、伊都能売大神という神名は、固有名詞というより「厳と瑞を統合した大神」とうような説明的な神名ではないだろうか。
○ヨリコ姫が梅公別の神気に打たれて大改心をする(67巻1章)ところの文章は素晴らしい。宇宙的大恋愛心というのは聖師らしい表現だ。
○「貞操論」「恋盗詞」などで、不倫奨励やら、性欲万能のようなことを登場人物に語らせているが、別に結論があるわけではない。
○『ふたな日記』でなぜ恋愛歌を歌うか示されている。
「暇あれば/恋の歌のみ詠む聖師/体験なくては/あれだけの/沢山な歌はできないと…」人が言っているが、「人を恋する心を転じ/主一無適の真心で/天地の神を恋せよと/いつも私の謎ですよ/脱線誤解は困ります/恋の花咲く花明山の/百花千花は神の花/人は恋をば拡大し/天地の本の神様を/力かぎりに信仰して/万古末代しをれない/誠の花を咲かせかし/私は恋の本体よ/……」
○69巻の松若彦や伊佐彦などは、大正当時の政界の大老や床次竹二郎とかを彷彿とさせる。権力にしがみついた時代遅れの保守主義者。
○人類愛、民衆愛、階級制度撤廃、世襲制度の撤廃などは当時の日本では決して受け入れられないことだ。
○70巻のレールやマークは幸徳秋水クラスの人間。背水会は大日本国粋会をもじっている。
○霊国の花鳥山は、エンゼルの集まるところで、大本で言うと、神集館である。花鳥山は、霊界におけるスサノオ宣伝使の世界。京都にも花鳥山の地名がある。スサノオを祭った八坂神社の裏山で、現在では華頂山と表記されている。天台宗でも花鳥山は菩薩というか仏様がたくさんおられる世界である。
○コブライ、コーロが霊鷹山の豊玉別というエンゼルに不思議な啓示を受ける。「盤古神王の世も済み、バラモン自在天の世も過ぎ去り、今はミロク大神の世に変わっている」(71巻17章)
○高姫は最後に大高山へ向かって、金毛九尾に還元して逃げる。大高山とは、高いところと上昇志向である。
○72巻最後の特別篇「筑紫潟」で、高姫や黒姫、現界で言えば福島久子さんや星田悦子さんの霊的境遇を書かれている。