出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
スサノオの宇宙へ──出口王仁三郎の霊界物語を語る1994.02霊界物語 第六一巻~第六六巻出口和明・ほか参照文献検索
キーワード: 霊界物語
 
本文    文字数=3355

○霊界物語の讃美歌は61巻、62巻を通して全部で567あるが、478まではキリスト教讃美歌の本歌取りである。
○讃美も、主神とその働きと、その中に包まれている人類の生命が讃美されている。
○64上は聖師のエルサレム行きの予告である。
○エルサレムは混乱している。霊界物語のエルサレムもマナスイン大王に狙われている。綾部もエルサレムだが第一次事件で混乱状態である。霊界物語のエルサレムは平和なときがない。
○65巻巻末の玉照彦・玉照姫の結婚問題も、出口直日と吉田大二の結婚式とダブらせてある。大正12年6月18日に結婚式が行われている。七福神の神劇も奉納されている。
○64巻上19章の高姫のセリフで、直日・大二の結婚を邪神界が計画していたように書かれている。吉田大二さんは悪竜系といわれているし、相応する、玉照彦・玉照姫の結婚も単純ではない。
 七福神の神劇も、単純なお祝いではなく、せめて七福神の登場で闇の中に光を注ごうという感じもする。
 直日・大二の結婚はすぐに破局を迎える。
○昭和10年事件以前に奏上していた「神言」は主体が「我皇御孫之命」であった。霊界物語の神言では、「伊都の大神、美都の大神」(いづのおおかみ、みづの大神)これは、主神スサノオであることを暗示している。
○63巻の神素盞嗚大神の山上訓は、従来の日本では忘れられていた一番大事なものを、日本関係者に指摘されたものである。
○66巻3章「酒浮気」に生活と生存の問題が出ている。真の生活というのは、「生々として社会的に最善的活動をなし、神の御子として世のため、人のために愛善の徳に住し、信真の光に浴して善美なる生涯を送る」ことで、それに対する生存は「われよし、つよいものがちでもよいから、どうにか生きてゆく」ということになる。
○ウバナンダ竜王が封じられていたスーラヤ山が日天子山と書かれているのは興味深い。天皇制との関連を示唆するか。讃美歌にある「高山」も暗示的。歌集『月照山』にも「高山」が歌われているものがある。
○65巻のマナスイン竜王、身長1万5千キロ、太さ9千キロ。ころころに太っている。それが長く変化すると「須弥仙を廻ること七廻り」になるか。マナスイン竜王は原爆の放射能のようなものだと言う人もあった。
○65巻総説の芸術論は大正12年7月17日執筆。その前日にマナスイン竜王が動き出した部分が語られている。
○65巻は仙聖郷の話が印象的。テーラは偵羅(警察)。
○オーラ山でも「天王」が出てくる。
○64巻に描かれるエルサレムは、アメリカンコロニーとブラバーサの交流を除いては全く野蛮な世界である。神の聖地エルサレムは救済の対象である。