出口王仁三郎 文献検索

リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/genshow.php?CD=12775&T1=&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=

原著名出版年月表題作者その他
スサノオの宇宙へ──出口王仁三郎の霊界物語を語る1994.02霊界物語 第三七巻~第四二巻出口和明・ほか参照文献検索
キーワード: 霊界物語
 
本文    文字数=3808

○「舎身活躍」は一般的には「捨身活躍」と書くが、王仁三郎は「身を捨てるのではなく、主神の舎(いえ)で身を活かしつつ活躍する」という意味で「舎身」の漢字を使っている。
○42巻1章。北光神が世の終わりの聖言について解説している。内義的に終末を解釈している。「バラモン教徒もウラル教徒もまた三五教徒も、ほとんど(終末の真相を)知る者なし」と語っているが、三五教徒もというところを言いたかったようだ。
 この部分はマタイ伝24章の解釈である。北光神にスエーデンボルグの言説をよく使わせている。
○『百千鳥』などに、開祖はじめ役員の迷信ぶりが書かれている。『道の大本』にも書かれている。
○38巻28章では、大正5年の神島開きまでは、開祖が未見真実であったことが明快に述べられている。
○37巻の序に、36巻分で一まとまりと書かれている。39巻の斎苑館はまったくの新規の出発であるし、本来的な出発とも言える。39巻からは五六七の大神であるスサノオの直接の経綸となる。
○大正8年3月1日号「伊都能売神諭」で、国常立尊が地上の主宰神であったわけではなく、本来は五六七の大神自身が地上経綸をする。この神諭の五六七の大神の姿は、73巻8章と似ている。太元顕津男神も五六七神、すなわちスサノオの働き。
○大正14年の亀岡進出以前は、筆先中心の錦の宮に相応し、亀岡進出以降は斎苑館時代に相応する。
○第一巻の竜宮争奪戦は、高天原に相応する本宮山がない時代の大本。狭い竜宮城の主権争いの話に終始した。
○39巻以降は「大神人体」(49巻2章)と表現されるような主神の神気に満ちた世界が広がっている。
○39巻の序歌「聖者の涙」は、39巻以降のスサノオの対バラモンという内容に相応し、バラモン社会化した現代社会への警告の歌。後述旧暦9月1日、関東大震災を予見したものか。
○旧暦は神界に関連することが多く、新暦で現界に現われることが多い。「旧」で霊界に示されたことが、「新」で現界に出てくる。
○「新」で始まり「旧」で終わる。天祥地瑞の口述8月15日についても同じ。
○インドの話。強い者勝ちのバラモン教社会は、どうしても階級社会になる。その根強い差別社会にスサノオの三五教がいどむという図式。
○バラモンの神紋が徳川家の三つ葉葵と同じとされるように、江戸幕府の士農工商の身分制度もインドの話と相応する。
○大黒主。大黒主自体が八岐大蛇ではなく、大将といえども、差別社会、階級社会に絡め取られた一人の人間。39巻7章では、大黒主は悔悟し、「三五教は神からの教え、その他の教えは人造教だ」と大黒主本人が分かっている。
○バラモン教から三五教への回心のプロセスは大きなテーマ。
○40巻6章の「仁愛の真相」は重要。大和魂の魅力。日本魂。「最後の勝利は、よき感情すなわち大慈悲心、同情心が艮(とどめ)をさすものだ」ということが大和魂の真髄である。
○40巻「緒言」 霊界物語によってスサノオの宇宙が開かれ、改心が可能となる。
○薬師如来はスサノオの働き。