出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
スサノオの宇宙へ──出口王仁三郎の霊界物語を語る1994.02霊界物語 第一九巻~第二四巻出口和明・ほか参照文献検索
キーワード: 霊界物語
 
本文    文字数=2851

○19巻は高熊山に関する巻。19巻16章には玉照彦の岩窟の館について書かれている。3巻17章も高熊山に相応する万寿山の岩窟が描かれている。今の48宝座のある岩窟は入り口部分である。
○22巻は聖師さまに関する巻で、ミロクとしてのスサノオの実相が示されている
○これまでは三の玉は瑞霊、五の玉は厳霊の働きと二分して考えられていたが、三五の玉は瑞霊の働きである。
○玉照彦の父親が描かれていないのと、母親の影が薄いのは聖師の出生の秘密と関連する。
○錦の宮の働きについての疑問。祭神は国治立大神と豊国姫大神(20巻1章)であるが、国治立大神ばかりを偏重している。
○玉照彦、玉照姫は、一応限界的な肉体を持った存在として書かれているものの、霊界と現界の取次役である。「媒介天人」として、現実的な個性がないから、ウラナイ教、バラモン教、三五教とすべてが迎えようとする。
○宇都山卿は現在の北桑田郡京北町の宇津で教団草創期より関係の深い場所である。松鷹彦は小西松元と重なる。湯浅仁斎、西田元教、吉田竜治郎なども関係する。
○20巻8章「心の鬼」宗彦の善悪論。
○21巻も大正初期の大本教団史と関係が深い。岩根山(兵庫県川辺郡猪名川町)が高春山として書かれている。津田の湖は現在住宅地。鼓の滝は駅名として残っている。岩根山麓に肝川がある。肝川には瑞霊になじめない人が集まっていた。福島久子にブラバッキーの霊がついたのも肝川。飯森正芳、友清天行、矢野祐太郎もかかわっている。
○六甲山、高取山に関しては、当時、大本に関係のある人物がいたというわけではない。
○三五の玉は物理的な働きをしない、精神的な高次なレベルのものかも知れない。
○一厘の仕組みとは瑞霊を認識すること。分かっていたがどうか不明であるが、高姫が、三つの玉こそ「肝心の一厘の仕組」と言っている(22巻20章)。
○21巻14章の初稚姫の神がかりの言葉。13章での鷹取姫への神示「地上に天国を建設せむとすれば、まず汝の心に天国を建てよ」などで大切なのは心の岩戸を開くこと。
 時局に対して主義主張の運動をしなければ世界改造につながらないような感じがするけれど、肝心なポイントは、一人でも多くの人の心の岩戸が開けるように活動することだ。(和明)