出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
大本史料集成 全3巻1982.06(第1巻)、1982.09(第2巻)、1985.08(第3巻争点 憑霊池田昭・編参照文献検索
キーワード: 二次事件裁判 神懸と神憑 
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本文    文字数=2106

問 よし、それから今井弁護人から註文のあつた霊に関することは余り調べて居りませぬので、此の点に関しては、今被告人から段々訊いたのですが、大審院に於ても、此の前の事件に於ては大審院でもお判りにならぬで、鑑定を二回程さして居るやうですね。
 鎮魂帰神の関係やら、色々、之に出て来ますが、一つ御覧下さい。
 実は私等も霊のことは余り……鎮魂帰神のことも余り判らぬ、大体のことなら──。
出口 今村博士は精神家〔科の誤り〕の何で、神懸りのことは判らぬ人で、私は嫌です。
 杉田直樹と云ふ人が調べて呉れました。
裁判長 是は今村博士の鑑定書です。杉田博士も能く書いて居ります。
 神書とか何とかに出て居りますが、それを医学の方面から全部は信用しないが御覧になつては──。
今井弁護人 有難うございます。
足立弁護人 何号ですか。
裁判長 四千九百九十五号の十一号、十三号となつて居ります。
今井弁護人 松なんとか云ふ人が鑑定して居ります。
 「神が憑ると云ふことは確かにあります、其の他のことは知らぬ」と云ふやうなことが書いてあります。
裁判長 探して見ませう。
今井弁護人 鳥の鳴声を知ると云ふ名高い人です、浅野和三郎に付ての検事の聴取がありますが、参考にしてお調べを願ひたいと思ひます。
出口 此の浅野の調べられたのは聞かせて戴きました。
裁判長 弁護人の方から註文があつたから。
答 私に下等の霊が掛つて居る、と馬鹿にして居ります。下等の動物霊が懸つて居ると……。
問 専門的のことは……王仁三郎のことは千五百六十一丁以下に詳しく出て居ります。之も御覧なすつて下さい。
出口 私は済んだのですか。