出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
大本史料集成 全3巻1982.06(第1巻)、1982.09(第2巻)、1985.08(第3巻歴史 指揮命令系統池田昭・編参照文献検索
キーワード: 二次事件裁判 大本の組織
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本文    文字数=4222

問 それでは其の点は……
 それから、ちよつと訊いて置くが、大本の総本部、又は本部と分所支部等の連絡、並に、之が指導方法はどう云ふ風にして居つたのか。
答 本部から、ずつとなんでつしやらう、分所へ伝へたり、分所から支部に伝へたり、それから、直接の支部もあつたでせう。分所に属して居らぬ支部も──それは本部から直接に支部へやつて居つたのだらうと思ひますけれども、私が初まりにやつて居つた時分はさうでしたが、それから後は東尾はんのやつて居つたのはどう云ふ風にしてやつて居つたのか存じまへぬ。
問 指導方法はどう云ふ風にやつて居つたのか。
答 指導方法は矢張り特派宣伝使と云ふのが地方に行つて指導して居つたのだらうと思ひますけれども、なんとか……特派宣伝使、それからもう一つなんとか云ふ、なんや知らぬけれども特別に地方に、九州なら九州、四国なら四国、それを受持つて行つて居る人がありまして、なんと云ふか名前は忘れましたが、銘々其の地方々々へ行つて其の人が指導するやうな具合になつて居つた。
 台湾は台湾で受持つて行つて居つたのです。受持宣伝使かなんか、それをまあ受持つて行つて居る人がありました(此の時苦しさうな声を出す)
問 宜しいか。差支ないか。悪かつたら休むが……。
答 いえ私の癖です。
問 此の点に付て、ちよつと伊佐男が三十三回の十問答と三十四回の二問答に斯う云ふことを言うとるがね。
 ちよつと聴いて居なさい、三十三回の十問答ではですね、「聖師、教主、総裁、総裁補、総統、総統補、総務、総本部主事、主事補、瑞祥会長、同会長補、本部統理、統理補、天声社長、駐在宣伝使、特派宣伝使、地方宣伝課長、編輯課長等は下部に対し大本の教義及び活動方針を指揮して居つたものと言へるだらうと思ひます。尤も、主会長、課長等は上部の指導命令を受けて下部を指導し、大本の教義及び活動方針を」……。
答 かぶに対しとは。
問 下部は、下の方。
答 あゝさうですか。
問 「大本の教義及び活動方針を指導して居つたものと言へるかも知れませぬと思ひます。尤も、主会長、課長等は上部の指揮命令を受けて、下部を指導し、自己の裁量で下部を指導するやうなことは余りありませぬでした」。斯う言うて居るがね。
答 さうなつて居つたでせう。
問 それから三十四回のに問答では、「大本関係の諸活動に関する指揮命令は、瑞祥会のあつた時は、同会長より各課長及び主会長に、同会廃止後は綾部総本部に於て主事」……。
答 しゆじと云ふのは……。
問 主と云ふ字。
答 判りました。
問 「綾部総本部に於て主事より各課長に、亀岡本部に於ては、本部統理又は統理補より各課長及び主会長に通達し、地方に於ては、主会長より聯合会長に、聯合会長より分所支部長に、分所支部長より信者会員に通達して実行せしめて居りました。其の指揮命令の伝達方法は年四回の、大祭の折、又は課長会議、主会長、聯合会長会議、主会、聯合会、分所支部の代表者大会、又は信者大会の席上に於て、父王仁三郎、又は、瑞祥会長、統理、統理補、外廓団体の責任者が趣旨を述べて伝達し、急速を要する場合は書面に依り、又は本部員を派遣して伝達したこともあります。大本及大本関係の諸活動方針は大抵関係機関紙に掲載しました。」
 こんなことであつたな。宜いかね、判つたかね、今言うたこと。
答 はあ大抵判りました。