出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
大本史料集成 全3巻1982.06(第1巻)、1982.09(第2巻)、1985.08(第3巻歴史 宣伝使の組織池田昭・編参照文献検索
キーワード: 二次事件裁判 宣伝使組織 大本の組織
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本文    文字数=1747

問 それから特派宣伝使の点だが、昭和九年三月瑞声閣に、伊佐男、高木、東尾が会合して最高幹部会を開き、東尾が提議して特派宣伝使の件に付き協議し、従来各地方に派遣して居つた特派宣伝使及駐在宣伝使の制度は支部長に依頼心を起させるから同制度は之を廃止し、必要に応じて宣伝使を派遣し得るやう本部に無任所宣伝使を置き、平常は大祥殿に於ける講演を受け持たせ、別に昭和青年会の指導員を選任し各地方に派遣して同青年会支部の指導及同会員の獲得運動を奨励せしむること、決定し、該決定は直ちに実行せしめ」、是も宜しいね。
答 其の通りです。
問 それから、「昭和九年春頃瑞声閣に於て伊佐男、高木、東尾の三人で最高幹部会を開き、大本の財政は臨時の支出を除きても一箇年に約二、三万円不足するので、信者中の生活に余裕のある者から一人に付約千円以上の金を預つて大本の経常費に融通し、出金者に対しては公債の利息と同額の利息を支払ひ、預り金は出金者の請求に応じ一時払ひ又は分割払ひにて弁済することを協議決定し、其の結果高木が勧誘して福岡の平川小秀から一万円預り、東尾が勧誘して亀岡の伯耆と云ふ女より一万円と、細田東洋男より五千円とを預り、其の他に信者の勧誘に依り」──是も其の通りだね。
答 それはね、私初めて予審でそんなことがあつたかと知りました位で、其の取決めがあつたことは聞いて居りまへぬ。