出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
大本史料集成 全3巻1982.06(第1巻)、1982.09(第2巻)、1985.08(第3巻歴史 機関紙(1)池田昭・編参照文献検索
キーワード: 二次事件裁判 機関紙
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問 それから機関紙の問題だがね、東尾が十三回の三問答で詳しく述べて居るのだがね。之は略した方が便宜かと思ひますがね。
 之は簡単だから読まぬで宜いでせうね。東尾の十三回の三問答です。「機関紙の問題を大正十年以後の皇道大本の機関紙は、月刊雑誌神の国、之は大正十年八月以来大本から発行し、大本の主義主張の宜伝機関紙で、神の国には大本の教義に関することを中心として掲げてあります。神の国は神霊界を改称したものであります、それから瑞祥新聞」……。
答 宜しうございます。
問 「同新聞は大本の主義主張の宣伝機関紙で、同新聞には大本の主義主張を掲げてあります」、宜しいか。
答 はあ。
問 それから、其の次は、月四回発行の雑誌真如の光、「之は大正十四年十一月以来大本から発行し、それから、大本の本部と支部分所等との連絡機関紙で、大本本部及大本の各外廓運動団体の会報、地方通信等を掲げて居る、前からあつた瑞祥会報を改題したものであります。」
 「それから、月三回発行の人類愛善新聞、之は同新聞は十四年の十月以来人類愛善新聞社が発行して居る。」
 「同新聞は最初は人類愛善会の機関紙でありましたが、昭和九年の七月に昭和神聖会創立後は同新聞は人類愛善会及び昭和神聖会の主義主張の宣伝機関紙と為し、愛善会及び神聖会の主義主張を掲げて居ります。」
 「月刊雑誌の昭和。之は昭和六年の十月以来昭和青年会から発行して、同雑誌は昭和青年会及び、昭和坤生会の目的及び主義の宣伝機関紙で、同雑誌には青年会及坤生会の指導精神である、青年会を大本主義に指導して行く記事を掲げて居ります。」。宜いかね。
答 昭和青年と云ふ雑誌が後には昭和と云ふことになりましたのは其の通りです。
問 「月刊雑誌神聖、昭和九年の十月以来昭和神聖会より発行して、同雑誌は神聖会の目的及主義の宣伝記事を掲げて居ります。月刊雑誌明光。明光は昭和二年八月以来大本本部内に在る明光社より発行し、文芸運動を通じて、大本教義を宣伝し、信者に大本主義を会得せしむる為の機関誌で、明光には大本の主義主張を礼讃する趣旨の和歌、冠句を沢山掲げてあります。」宜しいか。
答 はあ。それは、其の明光は大本の何を礼讃するばかりぢやありまへぬ、総ての歌もあれば総てのこともあるのですから、それも掲げてあるのです。一部は……。
問 宜し、それぢや大本の機関誌、東尾に対する十三回の三問答のことはさう訊いて置いても宜しいでせうね。
 機関誌の配布数に付ては、伊佐男の三十三回の五問答に於て斯う云ふことになつて居るのだがね。
答 配布の部数ですか。部数は私判りまへぬ。
 伊佐男が言ふて居るやらうと思ひます。伊佐男がそれは知つとるのですから、私はそれを知りまへぬ。伊佐男が言ふて居るのが私は本当やと思ひます。
 自分が直接に掛つて居るのですから……。
問 大した問題ではないのですけれどもね。
答 私は部数はちつとも存じまへぬ。どれも之も存じまへぬ。
問 三十三回の五問答に、神の国は約一万四千、瑞新は約一万二千、真如の光は約四千五百、人類愛善新聞は約二、三十万、昭和九年頃には百万部を突破したことがある、昭和は約一万、神聖は約三万、明光は約千数百部、之れは本当でせうね。
答 そんなものです。