出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
大本史料集成 全3巻1982.06(第1巻)、1982.09(第2巻)、1985.08(第3巻争点 幹部池田昭・編参照文献検索
キーワード: 二次事件裁判 みろく大祭 ミロク菩薩 諸面諸菩薩
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問 ミロク大祭のことは段々と訊くが、王仁三郎はミロク菩薩として率ヰて出現すべき諸面諸菩薩は出口伊佐男……。
答 皆十七人ずつとあります。
 私判りました。菩薩と云ふのは……。
問 ちよつと待つて、さう早や過ぎては困りますから、出口の頭の良いと云ふことは判つて居るが、出口元男、出口伊佐男、出口遙、井上留五郎、高木鉄男、岩田久太郎、御田村竜吉、東尾吉三郎、湯川貫一、四方平蔵、梅田信之、中野岩太、湯浅斎次郎、出口慶太郎、桜井同吉、栗原七蔵、西村昂三の十七名と限定しますか。
答 決めました。
問 其の事実は。
答 はあ、併し、申上げますが、其の中に別に之は型を十六神将の型をしたのですから、其の中にはまあ、謂はば、宣伝使として、菩薩としての資格のない者も沢山ありますけれども。
 それは型を拵へたのですから……。
問 それは兎に角として選んだことは間違ひありませぬね。
答 それはまあさうです。
問 それ等の十七名は最高幹部であつて、大本の組織活動等に付てはいつでも協議に参与し、指導する立場にあつた人ですか。
 此の人々は。
答 さうです。殆どさうです。
問 之は間違ひないか。
答 へえ。一人、二人は違ひます。
 さうですね、中野岩太やとか出口遙やとか、梅田信之やとか、其処らの人は別に指図も何もしやしまへぬ。指図したつても、それに服従もしまへぬ。
問 それ以外の者は、大抵、最高幹部として協議に与り、指導の立場にある人ですかね。
 間違ひないね。
答 へえ。
問 それから此の十七名を選んだのは、此の出口元男は被告人の後継者になるべきものとして、其の外の十六名は十六神将に準らへて、ミロクの世になつた場合には八王八頭と云ふて、各部の頭となるべき、と云ふ意味ぢやないのですか。
答 さうぢやありまへぬ。
 之は菩薩となつて教の宣伝……教の柱になると云ふ意味です。
問 兎に角ね、あとは十六神将に準らへたのではないのか。
答 十六神将に準へたのです。布教させる為ですわ。
 仏教の十六神将は仏教を弘める為の十六神将です。
問 準らへたことには間違ひないね。
答 詰り祭りですから準へて……。
問 各部門の頭と云ふ意味はないと。
答 さうです。
問 頭と云ふ意味はないと云ふのだね。
答 頭と云ふのは、三人程は頭と云ふ意味ではありまへぬけれども、教を立てると云ふ上からは一方の頭になると云ふ……。
問 さうか、十六神将の意味は判らないのだが、十六神将と云ふのはどう云ふ意味かね。
答 皆仏教にありますが、皆何々菩薩、何々神将を何人連れてとか、増長天は八神将を連れて居るとか、韋駄天の神は増長天八神の一にして仏法の守護神なり、と云ふやうなことは仏法に書いてある通りで、皆増長天王とか、或は持国天王とか、毘沙門天とか云ふ皆一つの仏です。
 矢張り、それは守り神、守護神を連れて居るのです。十六神将とか、八神将とか皆連れて居るのです、それを守護神と申して居るのです。
問 それは、霊界物語のニ編の第一章攻防の配置と題するところ……。
答 どこですか。
問 霊界物語のニ編の第一章攻防の配置、攻める方と守る方、それから霊界物語三編一章の神々の任命と云ふ所に十六神将のことをちよつと書いて居るやうだが。
答 さうです、書いてありまつしやろう。
問 覚えて居りますか。
答 読むことは読みました。
問 口述したからか。
答 口述した時には覚えて居りませぬもの、神憑りだから。
問 神懸りだからか。
答 そんなことは別に、宗教的に問題ではないと思ひます。
問 さう云ふ所に書いてあるのを読んで見ると判らぬか。
答 頭がもうさつぱり……。
問 十六神将のことだがね。
答 其処の十六神将は、又、違ひまつしやろ。
 神界の十六神将でございませう、神さんの世界の……。
問 書いてあるか知らぬが、今言つた意味だね。
答 えゝ、さうです。