出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
大本史料集成 全3巻1982.06(第1巻)、1982.09(第2巻)、1985.08(第3巻争点 天皇の統治、国常立尊の守護池田昭・編参照文献検索
キーワード: 二次事件裁判 立替立直し 国常立尊 瓊々杵尊
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問 其の儘であつて居ると云ふのだね、瓊々杵尊以来、ずつと──それでどうしなければならぬと云ふのですか。
答 それで、愈々天皇に上還しまして、天照大神が、此の艮に幽閉されて居つた国常立尊に命令を出されて、「神界から護れ」と云はれた。「神界から現界を護つて居れ」と云はれた。
 さうしたら、それと共に我が皇位が──即ち、今云うたことから、皇御孫命から、続いて来て居る処の天皇様が、世界の主となり、世界の師となり、親となり、──主師親になられると云ふのが目的です、是からさうなるのです。
問 併し瓊々杵尊様以来の現御皇統に於て、治めて居る現世が、弱肉強食の修羅の巷となつて居るが、国常立尊は再現なされて、どうすると云ふのです、此の世の中を。
答 それで我が日嗣天皇の御世にすると云ふのです。大日本にすると云ふのです。
問 大日本と云ふのは……。
答 全部の日本です。
問 外国は抜きにしてか。
答 日本ばかりぢやない。今度は、世界中一つにすると云ふのです。日本だけぢやなしに、外国も一緒に──。
問 日本はどうすると云ふのだ。
答 日本は其の中の基ですわ。
問 国常立尊は再現してどうすると云ふのです。
 外国あたりは……。
答 外国も無論、国常立尊が世界中の国霊になつて護ると云ふのです。
問 立替立直は要らぬのか。
答 護るからして立替立直が出来る。護るからして出来る。
 日本は天祐を保全しとあるが、神が守護をして居る。
 詰り、神が守つて、日本が世界を統一するやうになると云ふことの或る力を貰うたと云ふのが、即ち、世界を護ると云ふのです。
 それで、今日迄英国であらうが、何処であらうが、是は神勅に依れば日本のものであるのに、それを勝手にやつて居るのです。
問 統治権は其の儘にして置いて、国常立尊が再現なされて護ると云ふ意味ですね。
答 さうです、護つて、そして世界を一つにすると云ふのです。
問 此処の点に対しての、被告人の不利益の証拠として、王仁三郎のに十五回の一問答に於て、「盤古大神は瓊々杵尊……盤古大神の名前を籍りて、瓊々杵尊のことを国常立尊の神名に仮託して、大国主命のことを書いた」と云ふやうな──決定通りのやうなことに供述して居ますがね。
答 私はさう云ひまへぬ、向ふで勝手に書かれたのです、「即ち」を入れて、「盤古大神即ち瓊々杵尊」と云ふやうな風にされたのです。
問 是れだけにして置きます。
答 それだつたら私は予審判事さんと話をします、私は決してそんなことは云つて居りまへぬ。