出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
大本史料集成 全3巻1982.06(第1巻)、1982.09(第2巻)、1985.08(第3巻思想 天孫降臨はウランバートルあたり池田昭・編参照文献検索
キーワード: 二次事件裁判 天孫降臨 木村鷹太郎 
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本文    文字数=2967

問 其の点に関して、二十五回の一問答の処には、「是は移写関係から云ふても、是は盤古大神は、瓊々杵尊に当る」と云ふやうなことを、ちよつと仄めかして居るやうだが。
答 そんなことは絶対にありまへぬ。そんなことは言ひまへぬ。
 それは、支那の歴史の根本でありまして、ロシアと支那との境目辺りの、今日のウランバートル辺りです。
 元の日本は豊葦原の瑞穂の国、国常立尊の時分は此の世界が日本だつたのです。
 是は木村鷹太郎さんの説にも、さう書いてあります。
 木村さんから聴きますと、支那の今の蒙古のウランバートル、あの辺りが中心で、其処に天から御下りになつたと云ふことです。
問 支那の神様と云ふのですね。
答 今から言ふ支那の神様です。
問 それが日本に渡つて来られたと云ふことになるのですね。
答 エゝ、さうです。
 それから、「艮へ押篭められて居た」と云ふのは……艮に当るのが日本の国です。
 国常立尊が失望して、母の国へ帰られた。其処へ天孫が御降臨になつたことになつて居るのです。
問 さうすると、盤古……「支那に生れた処の盤古大神が、日本に渡つて来られて、神界を御統治なされた」と云ふことは、移写関係から申すと、「現界に於ては大国主命、大国常立尊の現界を御統治なさつたと云ふこと」だと。
 大国常立尊も矢張り、外国から渡つて来たものでせう。さうなりやせぬかね。
答 さうですとも。
 国常立尊も、詰り極東の日本ぢやない、今の亜細亜の真ん中あたりから、此方に来られたのです、亜細亜の真ん中あたり.から、……ウランバートルあたりから来られたのです。
 そこで争が起つたのです。どちらも現今の支那と言ふてますけれども、前には支那ぢやなかつたのであります。
問 さうすると、日本を治めなすつて居る所の神様の御系統は、外国から渡つて来たと云ふことになりやせぬのか。
答 昔の──極く昔は外国も、日本もありまへぬ。
 そして、国常立尊が日本へ、艮へ押し篭められた、其処が一番綺麗やつたから。
 天孫天照大神が此の島に御降りになつた。
 それであつて、別に日本の国と云ふのは、神武天皇さまから、日本の国と云ふことになりましたが、それ迄は陸続きだつたのです。
問 ちよつと移写関係について訊いて見たが、「昔は外国とか、日本と云ふものがなかつた」と云ふことでせう。
答 はい。