出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
大本史料集成 全3巻1982.06(第1巻)、1982.09(第2巻)、1985.08(第3巻思想 直、王仁三郎は如何なる神の顕現か池田昭・編参照文献検索
キーワード: 二次事件裁判
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本文    文字数=2661

問 次の問題に付て訊ねます。
 大本に於ては出口直及び被告人王仁三郎は如何なる神の顕現、又は霊代なりと称して居つたのですか。
答 それは沢山の神様が移られますけれども、直は兎も角国常立尊、稚姫君命の霊代であると云つて居りました。
問 此の霊代の関係は宜し、次に八回の四問答で、王仁三郎のことが書いてあるが、是はどうでせう。
答 どう書いてありますか。
問 読んで御覧──。
答 読んで下さい。
問 「教祖直は艮の金神、国武彦命、国常立尊、稚日女岐美命、それから大国常立尊、大六合常立命、国治立尊、稚桜姫命、初稚姫命、それからお前さんは、宜いかい、小松林命、それから坤金神、豊雲野尊、素盞嗚尊、大八洲彦命、ミロクの神、撞の大神、月の大神、坤の金神、国常立尊、伊都能売大神、それから天照皇大神などが懸る」と云つて居るが、斯う云うて居るが。
答 それは矢張り移つたのです。
問 是は一遍でも移つた神様を云ふたのか。
答 さうです。
問 八回の四問答で、「坤の金神国常立尊」と書いてあるが、坤ぢやない、艮の金神の誤りであるね。
答 坤金神と書いてあつたら、豊雲野尊の誤りであります。
問 それから、霊代とか、顕現と云ふことはどう云ふことを云ふのですか。
答 現れて来ることです、移つて来ることです。
問 どうなるのだ。
答 神様が身体に移るのです。
問 身体に移るとは──。
答 詰り私の耳を使うたり、目に移つたりして、移るのです。
問 移ると云ふのは、つくと云ふ意味か。
答 懸ることです。神憑りとも、神つきとも云ふのです。神憑とも云ひます。それを神憑りと読むのです。
問 普段もついて居るのか。
答 精霊は何時もついて居ります。
 小松林命は何時も居ります。
問 それから、素盞嗚尊の霊代だと称したのは、明治三十六年十月頃からか。
答 其の頃やと思ひます。其の頃から移り始めたのてす。
問 国常立尊の霊代や顕現と称したのは、出口直が死亡後の、大正七年旧十月八日以後でせう。
答 はい、それから私が一生懸命になつて、国常立尊に移つて貰うたのです、それで別も……。