出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
大本史料集成 全3巻1982.06(第1巻)、1982.09(第2巻)、1985.08(第3巻予審での取り調べ(2)池田昭・編参照文献検索
キーワード: 二次事件裁判
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本文    文字数=2013

問 所がね、王仁三郎、今の訊ねる点に付いて、予審の廿五回の一問答の所に、こんな(と図示して)図面を書いて、「盤古大神と云ふのは瓊々杵尊のことに仮託したのだ……。」
答 そんなことは書いたのぢやありまへぬ。
 「斯うやろ、斯うやろ」と言やはり、二、三回も──何回かはつきりは覚えて居りまへぬが、絵に書かはりました。
問 是は王仁が書いたのぢやないか。
答 私は書きまへぬ。向ふが勝手に書いて、「斯うやろ、斯うやろ」と言つた。
問 此の図解に関する……。
答 それは向ふが、図解して書いたので──一週間位向ふが書いて居り、私は一週間位唯睨み合ひをして居つただけです。
問 二十七回の一問答の所で、同じやうなことを。
答 同じことです、私は黙つて居りました。
問 伊佐男のに十一回の……。
答 「伊佐男が斯う云ふことを言つて居る、東尾も斯う言つてる言うて居るから」……伊佐男が阿呆なことをぬかす(笑声)、それで私は、「さう云ふことにして置かう」と言つたのです。
問 いや、伊佐男はそれを明らかに言うて居るよ。
答 私は、心から言うて居るのぢやなからうと思ひます。そんな馬鹿はないと思ひます。
 伊佐男は私が調べられて居る時は終つて居りました。みんな──「誰が斯う言つて居る、彼が斯う言つて居る」と仰しやつた。
問 「仮託」は否認ですな。
答 何ですか。
問 仮託して言つたと云ふことは否認だな。
答 霊界のことは昨日言うた通りに──現界のことは霊界に仮託しては尚判らぬ。
 そんな事は致しませぬ。思ふことは云ふ処、言ふ処は思ふこと──。