出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
大本史料集成 全3巻1982.06(第1巻)、1982.09(第2巻)、1985.08(第3巻至聖殿の国霊石池田昭・編参照文献検索
キーワード: 二次事件裁判 国霊
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本文    文字数=1782

午後三時三十六分開廷
裁判長王仁三郎、此処にね……神様、是は一体なんです。
(石塊の紋付を着て冠を被れるを示す)
答 それはね、何か石ですか。私は知りまへぬのですがな。見たことがありまへぬ。
問 至聖殿の奥に入つて居つたのですがね。
 之にはな、曜の紋が付いて居る。出口家の紋が付いて居るよ。
答 石ですか是は……ちよつと触らして下さい。
問 至聖殿の中に入つて居つたのです、之を御祀して居つた訳かね。
答 木は腐る惧がありまするから、石ならば腐らない。
 それは大本の金竜海かどつかに上つた石です。
 それで、国霊にしたのです。結局それで、此の石と寄せて頭にしたらしい。此の石の上つたのを私は聞いて居ります。
問 紋付を着て居るね、是は至聖殿の一番貴重な所に……。
答 是は池の底から出たのです。綾部の池から出たから、丹波の国霊の神として祀つて居つたのです。
問 是は至聖殿の奥にあつたから、是は一番尊い神様ぢやないのか。
答 違ひます。是は至聖殿を守護して居る神です。
問 ミロク大祭も此の前でやつた位だらう、此の神様の前であつたのだらう。
答 それはあつたのですけれども、こんなものを祀つたら悪いのですか。
 私悪いと思ひまへぬがね。
問 いや悪いとか……。
答 此の石が出たと云ふことは知つて居りましても、誰かが祀つて呉れたのです。
問 国霊ですね。
答 さうです。