出口王仁三郎 文献検索

リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/genshow.php?CD=12427&T1=&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=

原著名出版年月表題作者その他
東北日記 全8巻1928.08~1929.02神霊の活動期月の家参照文献検索
キーワード: 社会批判
備考: 全集(5) P.624 神霊の活動期 「法衣に隠れて淫事を恣にし、婆媽の財布をねらふ
ルビ付き本文:
ダウンロード全集(5)
 
本文    文字数=1313

神霊の活動期
 法衣に隠れて淫事を恣にし、婆媽の財布をねらふ蛸坊主あり。霊力を応用して、正直者や愚者や迷妄家や、所謂現代人士をだまかして懐中を温めるデモ霊感者あり。OOの力を悪用して民衆を掣紂し、軍刀を揮つて暴力を恣にする国潰士あり。金力を乱用して小資本家を虐げ、己れのみ巨利を食り,政権を利用して利権を獲得し、不時の災害を附け込みて暴利を漁る奸商あり。孅悔を喰ひ物にする雪隠博士あり。只下のみを見て流汗淋漓、土を掘る百姓こそ気の毒なれ。大きな面を曝して居る連中は懐手・握り睾丸で、美衣美食を為す。アゝ現代、何たる不純ぞ、何たる不合理ぞ。正義なく人道ある無し。アゝ誰か人間として此の現状を歎ぜざるものあらむや。然れど世は神霊の活動期に入りたり。此の邪道、この横着ものの内面を暴露せずして止まむや。天地の枢機運転して、道将に明かならむとす。世は惟神の大道、真正の人道に復りて、宇宙は光明に皹かむとす。鳴呼神国の臣民、勇奮興起の時は到れり。
(昭和三年八月一二 東北日記二の巻)