出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
明光 | | 歌は詠むべきもの | | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌の心 |
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本文 文字数=752
昔は歌は、即興的に口からでたままを歌つたのである。見たまま、思うたままを歌つた。字数などには制限がなかつた。三十一文字をこえた長歌もあれば、短い片歌、あるいは旋頭歌というものもあつて、形式は自由であつた。これは歌ということを意識せずに、また考えることなく、思つたことをいつたからである。考えては歌にならぬ。それで昔は歌を詠むといつた。今は歌を作るのであつて、作歌態度なぞというのはおかしいことである。
今の歌人は文字にとらわれている。作意がみえて、魂が入つていない。
(「明光」昭和10年10月)