出口王仁三郎 文献検索

リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/genshow.php?CD=12332&T1=&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=

原著名出版年月表題作者その他
人類愛善新聞 病気と病体 参照文献検索
キーワード: 治病法
ルビ付き本文:
ダウンロード
 
本文    文字数=1433

 医学がすすんで衛生々々とやかましいが、衛生学がさかんになつてくるほど病人がふえるではないか。日本人は衛生々々というよりは、ともかく積極的に働きさえすればよい。なまくらだから病気がでてくる。活動さえしておれはすこしも病気などおこらん。
 病気が多くて、病体というものはめつたにはないのである。病体になつてきたならば少々やつかいで、これは大いに養生せんとなかなかなおらんが、たいていはみんな気で病んでいるのである。
 だから人の心が神さまに向くようになり、神さまを本気で拝むようになつてくれば、病気などはすぐなおつてしまう。自然の摂理で、けがしてもじきに肉がでてくる。
 今の医者は、たとえば足にすこし大きなけがでもした場合、腐るといつてじきに切つたりなんかする。けれども、日本人はふつう腐らない。肉食する人種は肉が弱いから、どうしても腐りやすいが、菜食人種や米を食うている者は、そうやたらに腐るものではないのである。
 日本人の衛生は米菜魚食をとつて、なんでも働くにかぎるのだ。病気、病体ともにけしとんでしまう。
(「人類愛善新聞」 昭和10年11月)