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神霊界 全9巻(復刻)1986.07世界の経綸(二) 参照文献検索
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備考: 72号 3巻 P.263
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「神霊界」 1918/10/15 世界の経綸(二) 72号 3巻
第六章 八千矛神歌
 八千矛神歌と申すは、皇祖天照大神より皇孫に言依せ給ひたる神聖なる大日本天津日嗣天皇の天下を治め給ふ統治の御洪範によりて、皇祖建速須佐之男命の御天職なる世界各国の経綸を実現すべき国家経綸の本義を抽象的に示教し給へる御歌なり。八千矛神と申すは建速須佐之男命の御子八島士奴美神、この神の御子布波能母遅久奴須奴神、この神の御子深淵之水夜礼花神、この神の御子淤美豆奴神、この神の御子天之冬衣神、この御子の名を、
(一)大国主神(【国家経綸の本則】)
(二)大穴牟遅神(【人文開発の智育】)
(三)葦原色許男神(【人類天賦の天職】)
(四)八千矛神(【天賦的政治の本能】)
(五)宇都志国玉神(【顕幽的精神教育)
 大国主神には右の五つの御名を有し給へり。
 八島士奴美神以下四神の抽象的御意義は、世界各国天賦の気候、風土、人種、言語の根本異別の階級的本義を示し給へるなり。八千矛神歌の御本領は、即ち古今世界各国の君主英傑が理想とせる富国強兵、弱肉強食主義(マキアベリズム)に対する根本批正、根本教訓を啓示し給ヘるものにして、神聖不可犯の天地大公道たる也。この神歌の一言一声に対する言霊学の詳細なる解説を発表せむことは容易に非ざれば後日に譲り、茲には単に其の大要を記述せむとす。

第一 八千矛神歌
(一)やちほこの かみのみことは やしまくに
(二)つままき かねて とほとほし こしのくにに さかしめを
(三)ありときかして くはしめを ありときこして さよばひに
(四)ありたたし よばひに ありかよばせ
(五)たちがをも いまだとかずて をすひをも いまだとかねば
(六)をとめの なすや いたとを おそぶらひ
(七)わがたたせれ ばひこづらに わがたたせれば あをやまに
(八)ぬえはなき さぬつとり きぎしはとよむ にはつとり
(九)かけはなく うれたくも なくなるとりか
(十)このとりも うちやめこせね いしたふや あまはせづかひ
(十一)ことのかたりごとも こをば。
(八千矛神、高志国の沼河比売を婚むとして行幸の時、その沼河比売の家に到りて歌ひ給へるなり)【こしくに】と謂ふは完全なる国家の意義にして沼河比売と謂ふは天賦の徳性を保つ人の意義なり、婚むらとして行幸して沼河比売の家に到り歌ひ給ふ意義は、世界各国が天賦的完成経綸の組織せらるゝ、所謂尽忠淳化平天下を実現する天則を示し給ヘるなり。

第一神歌の御真義
(一)やちほこの かみのみことは やしまくに
 世界各国の天賦的特性に適したる経綸を顕し定め、治国安民の政を統轄する基本が、大日本皇国に具備せられ居る御事なり。
(二)つままき かねて とほとほし こしのくにに さかしめを
 世界各国には異別的天賦の特質本能が備り居るが故に、その本能を発揮して、国家経綸を司るベきなり。この世界各国の本能特質及び経綸の共通的典型が、大日本神国に包容せられて、各国の人種的特質より水陸動植物の部類に至るまで具備せられ居ると云ふ御意義なり。
(三)ありときかして くはしめを ありときこして さよばひに
 大日本皇国は天地創成の時代より、已に世界を統攬すべき其の位置と要素が備はり、其の区画的国土(四国、九州、本土、北海、台湾、樺太の諸島)に生ずる人民に、世界的経綸に適応すベき徳器備はり居るといふ意義なり。
(四)ありたたし よばひに ありかよばせ
 大日本皇国は、世界の平和を主宰すべき天賦の国体なるが故に、其の国々に生ずる人民は、万世一系を以て其の天賦を発揮すべき智能を天賦的に具備し居るといふ御意義なり。
(五)たちがをも いまだとかずて をすひをも いまだとかねば
 畏れ多くも、天津日嗣天皇は、世界平和の本源的御本能を備ヘさせられ、其の世界平和の本能的経綸を発揮すベき枢機を御天稟に具備し給ひて万世一系の御皇統を保たせ給ひ、世界を統攬すべき徳器具体せる日本国に鎮座ましますといふ御意義なり。
(六)をとめの なすや いたとを おそぶらひ
 日本国には天地造化経綸の機関が具備せられ居る故に、人生の本義大道を解説すべき顕幽三世往来の精義を能く教訓し得べき御意義なり。
(七)わがたたせれ ばひこづらに わがたたせれば あをやまに
 万世一系子孫長久繁栄の基は、天、火、地、水の本末一貫的むすびの作用にて出生し、経綸の機関的人体と智能徳器を具体して活動すベき天職を人類が帯び居るといふ御意義なり。
(八)ぬえはなき さぬつとり きぎしはとよむ にはつとり
 世界的親主の大権を天稟し給ふ天津日嗣天皇は、驕暴侵略的自我発展の罪悪を根本排斥し、恭謙誠実扶益誘導、済世安民的経綸を遵奉せる世界の国主に神聖なる皇祖御遺訓に示させ給ふ。国家経綸の要道を教示し給ひ、以て世界経綸の万機と国華を発揮し、天皇の御天職を顕彰し給ふ御意義なり。
(九)かけはなく うれたくも なくなるとりか
 人生の根本義を闡明して、人心の根本精神の教憲〔日本国教即ち大本教〕を宣明し、人心統一、治国安民の基礎を確立せしむる御意義なり。
(十)このとりも うちやめこせね いしたふや あまはせづかひ
 世界各国は、気候風土による天恵的根本区別あり、この天賦の本質による其の国体の本領を開発して治国安民の経綸を定め、以て世界平和の基礎となる其の根本経綸は、大日本天津日嗣天皇が、神聖なる皇祖御遺訓によりて、教訓し給ふ御意義なり。
(十一)ことのかたりごとも こをば。
 世界を総攬して天下を治むる天職を保ち給ふ天津日嗣天皇の在します日本国は、世界を統轄すべき位置と国体とを賦せられ居ることを示し給ふ御意義なり。

第二 八千矛神歌
 爾其沼河比売。未[#レ]開[#レ]戸。自伊内歌日
 この真義は、大日本皇国と世界各国の関係、天津日嗣天皇と世界各国の君主との経綸の関係を示し給ひて、教導扶益すベき根本的内省開発の方法を示し給ふ神歌の御意義なり。
(一)やちほこの かみのみこと ぬえくさの めにしあれば
(二)わがこころ うらすのとりぞ いまこそは
(三)ちどりにあらめ のちは などりにあらむを
(四)いのちは なしせたまひそ いしたふや
(五)あまはせづかひ ことのかたりごとも こをば
(六)あをやまに ひがかくらば ぬばたまの よはいでなむ
(七)あさひの ゑみさかえきて たくづぬの
(八)しろきただむき あわゆきの わかやるむねを そだたき
(九)たたきまながり またまで たまでさしまき
(十)ももながに いはなさむを あやに なこひきこし
(十一)やちほこの かみのみこと ことのかたりごとも こをば。

第二神歌の真意義
(一)やちほこの かみのみこと ぬえくさの めにしあれば
 日本国の天皇は世界各国の天賦的本能の経綸を闡明して、其の本末を統一し給ふ御事なり。
(二)わがこころ うらすのとりぞ いまこそは
 万世一系の御皇統を保ち給ひ、天下を治むる御天職を帯び給ふ天津日嗣天皇は神聖なる人生的精神教育の教主に在します御事なり。
(三)ちどりにあらめ のちは などりにあらむを
 神聖なる皇祖御遺訓に示し給ふ天地造化の大経綸なる天理を闡明し、是によりて天下の経綸を整調し給ふ御事なり。
(四)いのちは なしせたまひそ いしたふや
 天津日嗣天皇は、天地経綸の中心主宰たる天職を発揮し給ひ、神聖なる天理人道を顕彰して大日本皇国天賦の本能を発揮せしめ給ふ。
(五)あまはせづかひ ことのかたりごとも こをば
 天津日嗣天皇の在します日本国には、皇大御親神の御神霊と、世界の神機が集中せられ居るが故に、神聖なる皇祖御遺訓を奉体して世界を経綸するに臨みては、如何なる大小事件も、一切の目的を解決し得る威力が備はり居る御意義なり。
(六)あをやまに ひがかくらば ぬばたまの よはいでなむ
 大日本皇国の各国には、分担的に世界を経綸する本能を具有するが故に、其の本能を発揮して、御国体の精華を顕彰し奉り、以て天下和平の枢軸となるべき御意義なり。
(七)あさひの ゑみさかえきて たくづぬの
 天津日嗣天皇の御稜威を輝かし奉り、御国体の精華を発揚し奉ることは、日本国民一般が其の天賦的に出生せる本国に於て、その天賦的身心に稟有する徳性を発揮すべき事を示し給ふ御意義なり。
(八)しろきただむき あわゆきの わかやるむねを そだたき
 日本全国の風土、人質、産物等、苟くも国家経綸に必要なる一切の事項を各地方に適応して闡究すべき御意義なり。
(九)たたきまながり またまで たまでさしまき
 日本全国には天下を平かに治め、天災地妖無く、安民治国の経綸を定むるに必要なる水陸の産物及び其他経綸的基礎が分布的に享有せられ居る御意義なり。
(十)ももながに いはなさむを あやに なこひきこし
 皇国には人生経綸に最も必要なる宇宙空間に充実せる諸原素を利用して人生の利福を計り崇大なる済世的経綸を闡顕して世界的徳性を発揮すべき要素を具備する事を示し給ふ御意義なり。
(十一)やちほこの かみのみこと ことのかたりごとも こをば。
 世界平和の基礎となる済世安民の経綸を定め、天下を平かに治むる一切の枢機を大日本皇国が司る御意義なり。

第三八千矛神歌
(一)ぬばたまの くろきみけしを まつぶさに とりよそひ
(二)おきつとり むなみるときは たたぎも これはふさはず
(三)へつなみ そにぬぎうて そにどりの あをきみけしを
(四)まつぶさに とりよそひ おきつとり むなみるとき
(五)はたたぎも こもふさはず へつなみ そにぬぎうて
(六)やまがたに まぎしあたねつき そめきがしるに
(七)しめころもを まつぶさに とりよそひ
(八)おきつとり むなみるとき はたたぎも こしよろし
(九)いとこやの いものみこと むらとりの わがむれいなば
(十)ひけとりの わがひけいなば なかじとは なはいふとも
(十一)やまとの ひともとすすき うなかぶし
(十二)ながなかさまく あさあめの さぎりにたたむぞ
(十三)わかくさの つまのみこと ことのかたりごとも こをば

第三神歌の真意義
(一)ぬばたまの くろきみけしを まつぶさに とりよそひ
 世界を通じて、国家を経綸すベき天賦の邦土には、其の国土に生ずる人類の生活するに適当なる衣食資料が、天恵的無窮に備はり居る御意義なり。
(二)おきつとり むなみるときは たたぎも これはふさはず
 本来人類がこの世界に生れ出でたるは、天地経綸の機を補助経綸すベく、其の天賦的本能を発揮すべき国土に自然に生れ出でたるものなり。
この故に其の所生の本国を離れずして、人生本来の天職を発揮すべき事を示し給ふ御意義なり。
(三)へつなみ そにぬぎうて そにどりの あをきみけしを
 人類は天賦出生の国土に於て、各人の天賦的本能を発揮して、その人生の本分を尽し、死すれば循環往来する造化機関によりて、また同一系統の後嗣に再生するものなる事を示し給ふ御意義なり。
(四)まつぶさに とりよそひ おきつとり むなみるとき
 世界各国の経綸を司るべき人類発生の土地には、其の衣食の資料は必ず天賦的無窮に発生すべきものなるが故に、各国民の子孫は其の天賦的職業を継承して、天恵を開発し、所生の地を離散すべからざる事を示し給ふ御意義なり。
(五)はたたぎも こもふさはず へつなみ そにぬぎうて
 所生の地を離れ所々を漂浪するものも、遂には転々して祖先天賦発生の地に帰還するものなる事を示し給ふ。
(六)やまがたに まぎしあたねつき そめきがしるに
 世界を経綸統一する要素を具備せる大日本皇国に、天津日嗣天皇が万世一系の御皇統を保ち給ひて鎮座まします所以は、これ天下の主師親三徳御具備の天皇におはしまして、其の天職なる天下を治むる一切の経綸を定め、世界の平和を司り給ふが為なる事を示し給ふ。
(七)しめころもを まつぶさに とりよそひ
 大日本神国の地勢は、世界一切の本性を闡明すべき機能と万象を包括し、その国々には分科的に世界各国の経営を闡顕すベき本能を具備し居る事を示し給ふ。
(八)おきつとり むなみるとき はたたぎも こしよろし
 天賦の国土を離れずして人生の天職を司らしむることは、世界君主の等しく遵守すべきものなる事を示し給ふ。
(九)いとこやの いものみこと むらとりの わがむれいなば
 大日本皇国の国土が分割され居る所以は世界的天地大経綸の本末を統一すべき天職の存在するが故なり。而して神聖なる皇祖御遺訓を奉体して世界経綸の要素を闡明すベき事を示し給ふ。
(十)ひけとりの わがひけいなば なかじとは なはいふとも
 神聖なる天津日嗣天皇の経綸を以て天職を司り給ふ御時は、皇祖の御神勅を奉体して皇国経綸の枢機を定め給ふ御事を示し給ふ。
(十一)やまとの ひともとすすき うなかぶし
 神聖なる天津日嗣天皇の天職を発揮して、世界の本末を統べ定め給ふ御時は、皇祖天照大神の御教訓を仰ぎ給ふ御事を示し給ふ。
(十二)ながなかさまく あさあめの さぎりにたたむぞ
 忠誠なる天津誠の精神を保ち、経綸の枢機に参与する人に神意感通し
て出口開祖出現して事実を示し給ふ皇祖の御神勅を宣伝せしめ給ふ御事なり。
(十三)わかくさの つまのみこと ことのかたりごとも こをば
 万世一系天津日嗣天皇の御天職は、神聖なる皇祖の言依さし賜ふ御経綸の要旨によりて、その御稜威の光輝を照し給ふ御事を示し給ふ。
 編者日、此の次ぎに第四神歌の註解あり、如上のものと同じく大本言霊学の見地より其の真意義を解決せられたるものなるが、編輯上の都合により之れを省略せり、進んで研究を遂げんとせらるゝ方は綾部ヘ参向して親しく写本に就てせらるべし。次号には引続き世界の経綸後篇の要点を輯録すべし。

---------- この部分は「神霊界」にはなし-----
第四神歌の大要と意義
皇典古事記の本文に、
 こ丶にそのきさき とらしておほみさかづきを たちよりささげてうたひたまはく
 爾其后。取[#二]大御酒坏[#一]。立依指挙而歌日
 この御神歌の根本精神は、神聖なる天津日嗣天皇の光輝を発揚し給ふ国家経綸の基を示し給ふ御事なり。

第四八千矛神歌
(一)やちほこの かみのみことや あがおほくにぬし
(二)なこそは をにいませば うちみる しまのさきざき
(三)かきみる いそのさきおちず わかくさの つまもたせらめ
(四)あはもよ めにしあれば なをきて をはなし なをきて つまはなし
(五)あやかきの ふはやがした にむしぶすま
(六)にこやがしたに たくぶすま さやぐがしたに あわゆきの
(七)わかやるむねを たくづぬの しろきただむき そだたき
(八)たたきまながり またまで たまでさしまき
(九)ももながに いをしなせ とよみきたてまつらせ
 このごとくうたひ うきゆひして いまにいたりて しづまりますなり このこれかみがたりといふなり

第四神歌御真義説明
(一)やちほこの かみのみことや あがおほくにぬし
 世界各国の其天賦的国体の本性を顕彰して其君民の徳器を成就せしむる事を教導する御意義なり。
(二)なこそは をにいませば うちみる しまのさきざき
 神聖なる皇祖御遺訓の示し給ふ所に因りて、世界各国の天賦的経綸の基礎を定め、其天職を司らしむる御意義なり。
(三)かきみる いそのさきおちず わかくさの つまもたせらめ
 揮して、天地造化経綸の本能に伴ふ経綸を司り、以て人生本来の精神教育を宣伝すベき事を示し給ふ御意義なり。
(四)あはもよ めにしあれば なをきて をはなし なをきて つまはなし
 人類動植物を始め天下一切の世に形を有するものは、男女性の如く陰陽両性相結びて結実して以て子孫相続するが如く、新陳代謝するが天地経綸の神則なる事を示し給ふ御意義なり。
(五)あやかきの ふはやがした にむしぶすま
 世界一切の有形物は悉く世の経綸的活用の名実に相当する名称を天賦的に保ち居り、而して人類は是等の結論を司るベき機関的形質を具備して天賦の人類を通貫せる智機を保ち居る事を示し給ふ御意義なり。
(六)にこやがしたに たくぶすま さやぐがしたに あわゆきの
 経営に適当せる智能と機能を先天的に併有して生死循環往来し居るものなる事を示し給ふ御意義なり。
(七)わかやるむねを たくづぬの しろきただむき そだたき
 人は世を経綸するがために子孫永世無窮に顕はれ出で、能く人生の天職を勤め、各其国体的本則たる国家経綸の範囲に於ける天賦の富源、本能的智機の啓発に務め、以て其の本然の天職を経綸すベき事を示し給ふ
御意義なり。
(八)たたきまながり またまで たまでさしまき
 世界各国は各天賦の経綸を司り、各其天職なる人生の本能を発揮すれば、天恵無尽の衣食に満足するものなる事を示し給ふ御意義なり。
(九)ももながに いをしなせ とよみきたてまつらせ
 世界各国の君主は大日本皇国に鎮まります天津日嗣天皇を主師親と仰ぎ奉るが神聖なる根本天則たるなり。
 而して世界各国親和輔導の大猷は神聖なる皇祖御遺訓に示し給ふ天津日嗣天皇の経綸に因りて、世界各国本然の位次と人位の階級を定め給ひ、人本的階級を定め給ふ天理人道の本義を遵奉し、以て治国安民の経綸を司るべきものなる事を示し給ふ御意義なり。
 このごとくうたひ うきゆひして いまにいたりて しづまりますなり このこれかみがたりといふなり
 天理人道を明かにして世界平和の枢要を司り、以て天津日嗣天皇の天職を発揮し玉ふ基は神聖なる皇祖天照大御神の御神意の御旨を奉体して天下経綸の枢機を定め給ふ御事が、神聖なる天津日嗣天皇の皇道経綸の基本にして、万代不易、天壌無窮なる祭政一致の惟神〔維新の誤りか〕精華たる事を示し給ふ御意義なり。
---------- ここまで 「神霊界」にはなし-----

「神霊界」 1918/10/15 世界の経綸(二)