出口王仁三郎 文献検索
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キーワード: 昭和神聖会 |
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本文 文字数=669
出口王仁三郎
数百万年の太古から
冷えきつた死んだ様な
寂かな月が大空に独り輝いてゐる
それは
地上の万有に
瑞光を投げて
仁慈の露を
蒼生の上に降し
生命の清水を
与へんがために
和光同塵の
温姿を現じ玉ふために
或は満ち或は欠け
或は没して
地上の世界に
明暗の神機を示し
仁慈の神業を
永遠無窮に
営ませ玉ふからだ
人間の眼より
冷然たる月と見ゆるは
温情内包の摂理に
その霊光を隠させ玉ふためだ
(「神聖」昭和十年八月号)