出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 流行性感冒 | | 参照文献検索 |
キーワード: 健康法 流行性感冒 治病法 |
備考: 玉鏡 八幡-P.473 天声-P.367 昭09-03 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=1312
本年(昭和九年)も大分流行性感冒がはやるやうであるが、戦争と流行性感冒とはつきものである。あれは霊の仕業である。近年満州事変、上海事件などで多くの戦死者を出したが、それに対して、禊の行事が行はれてゐない。禊の行事の大切なる事は霊界物語に詳しく示して置いたが、昔はこの行事が厳格に行はれたから、戦争などで沢山の死者があつても地上は時々に清められて、流行性感冒の如き惨害から免がるる事を得たのであるが、今の人達は霊界の事が一切分らず、禊の行事などのある事をすら知らぬ人達のみなるが故に、邪気充満して地上は曇りに曇り、濁りに濁り、爛れに爛れて、目を開けて見てをられぬ惨状を呈してゐるのである。気の毒にもかうした事情を知らぬ世間の人々は、医師や薬にのみ重きを置いて焦心焦慮してゐるのであるが、霊より来る病気を体的にのみ解せむとするは愚である。
禊の行事の偉大なる効果を知る人は凶事あるごとに常にこれを行ふべきである。さすれば一家は常に朗らかで滅多に病気などには罹らぬものである。