出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 遠大なる準備 | | 参照文献検索 |
キーワード: 仕事 |
備考: 玉鏡 八幡-P.228 天声-P.230 昭09-02 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=1104
すべてのものは遠大なる考へのもとに準備せられなくてはならない。物事は準備の時代に六十年を要する。欅は大木になるものとは云へ、今年種を蒔いて来年それを得る訳にはいかない。春蒔いた種は秋でなくては収穫を得られない。だから種を蒔く事を早くせねばならない。艮の金神様は三千年の経綸がしてあるから、出かけたらバタバタと片を附けると仰有つて居るが物事は準備が肝要である。又考へると云ふ事、省ると云ふ事もトツプを切るまでの仕事ぢや。いよいよやりかけたら飽くまでそれを断行せねばならない。出発点を離れてから更に考へなほすなどの事、王仁は断じてした事はない。王仁は十分案を練つて、いざ出かけたら一歩も後へはひかぬ性質だが、世にはよい加減に考へて、さて出かけて後、あれでも行かぬ、これでもゆかぬ、と考へたり引込んだりする人が多いが、王仁はそんな事は嫌だ。