出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
神の国 宣信徒よ 参照文献検索
キーワード: その他
備考: 玉鏡 八幡-P.265 天声-P.183 昭08-12
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=2489

 王仁は長い年月、宣伝使や信者の為めに神様の教を宣べ伝へて来た。七十二巻の霊界物語を初め、王仁文庫、道の大本、道の栞、毎月々の神の国、真如の光、昭和、明光等々出来得る限り神様の御旨を伝へて居るのである。歌集『東の光』が一冊あつても十分道は説けるのである。他の宗教を見よ。宗祖の現はした根本教義と云ふものは、本当に僅かなものである。○○教や○○教や○○教などのお神楽歌だとか、何ケ条とか云う教義、之を印刷物としてどの位の量があるのか。それでも彼等の布教師などは、その僅少な教義をもつて布教して居る。王仁はあらゆる方面に亘つて、書きに書いて居るのであるが、月々の雑誌にまだ書いて呉れ呉れとせがんで来る。一体大本信者はさうした点に於て贅沢である。それも十分それを読んで、消化してゆくのならよいけれど、碌に読みもしないで次から次へと書く事を要求する。若し皆が本当に読んで居るなら、皆の働きが【も些】し違つて来なければならない筈である。王仁が天からどういふ使命をもたされて居るかといふ事が十分解つてをれば、其使命を果さすやうに一致協力後押をして呉れるが本当ではないか。金棒をもたぬ【おに】のやうな有様では何の働きも出来ぬ。悪魔の活躍は日に日に猛烈になつて来る。君国の為に、人類の為に、最善を盡したいと、王仁は【もがい】て居れど、皆は呑気である。神書の読みようが足らぬから、王仁の使命と仕事に理解がない。霊界物語の続きを早く出して呉れとの請求があるが、幾何出しても、読みようが足らないで、神意が理解出来ないやうな事では、神様が出して下さらぬ。せつせと読み、御神意を理解し、其思召に添ふやうに【働き】をせなくてはならぬ。
編者附記──『東の光』の自序には左の通り記されて居ます。
本歌集『東の光』は大本信徒の為めに、折にふれ時に臨んで示したる【道歌体】の作歌にして、単行本、神霊界、神の国、昭和青年等に発表した断片を(中略)吾が歌集の中に加へ発刊する事にしました。(下略)