出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 故郷人 | | 参照文献検索 |
キーワード: その他 |
備考: 玉鏡 八幡-P.313 天声-P.202 昭08-09 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=933
英雄は故郷の知人を恐ると云ふ諺が支那にある。何でもかまはずベラベラやるからだ。が王仁は故郷の知人が些しも恐くない。彼等が云はむと欲する前に自分のやつたことは何も彼も【さらけ】出して書いておいたから、何を云はれても一向差支へない。神様は自己暴露の戦術を用ゐられるよ。
編者申す。時は御生母三十日祭の折柄、直会のせつTさんと云ふ御労働時代の旧友が、当時の有様を四辺かまはず【さらけ】出した折のお話である。だが
物ごころさとりはじめて夜遊びに
赤毛布肩にかけて出でたり
二人坐す夜辻に人の気配して
おどろき毛布捨てて逃げたり
などのお歌を先に拝見して居る吾等は、Tさんの話を唯だ面白しと聞いたばかりであつた。