出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 猛獣と愛 | | 参照文献検索 |
キーワード: 愛について |
備考: 玉鏡 八幡-P.153 天声-P.57 昭08-08 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=1080
世に猛獣使ひといふものがある。猛獣を猫の如くあしらふには、それを馴らすに種々の手段、方法が行はれる。だけれど、もし茲に些の恐怖を感ずる事なく絶対愛を注ぎ得る人がありとすれば、其人は何等の手段方法を用ひずして、容易に猛獣をも手馴づけ得るであらう。仁愛は世に一番強いものである。故に愛をもつて対すれば、如何なるものも従つて来るものである。猛獣等と愛の交流を行ふには【目】によつてするのである。万有愛の心を目に物云はせて【ぢつ】と見つめて居れば、猛り立つた猛獣もやがてだんだん柔しい目になり、つづいて其態度も全く柔順になり人間の思ふ儘になるものである。然し多くの人は恐怖と嫌悪との為め心が縮かんで仕舞つて、其余裕が無いから駄目である。獣は正直であるから、【こちら】が愛に充たされて居りさへすれば、きつと受け入れるものである。