出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
神の国 勇往邁進 参照文献検索
キーワード: その他
備考: 玉鏡 八幡-P.226 天声-P.58 昭08-07
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=1463

 勇往邁進、やりかけたら決して後へ引かぬと云ふのが王仁のモツトーである。道を行くにしても、一旦取つた道はかへぬ、後がへりをして他の方の道を取つたが遙かに近道であるにしても、矢張り王仁は一旦取つた道を行くのである。だから役員にしても任命した以上、王仁の方から取りかへた事はただの一度もない。それでなくては安んじて仕事をして行くことが出来ない。常に腰掛け的気分で仕事をするから成績があがらぬ。どこにも人事の異動が近頃はげしいやうであるが、王仁の思ひとは裏はらである。併しながら今の人間は恩に馴れてよい気になる人が多いのだから、又止むを得ないかも知れない。
 日本国は万世一系の天皇陛下を戴く尊い国柄であるが、日本臣民も亦同じく万世一系で、いや次ぎ次ぎに栄えゆきて、子、孫、曾孫とつづくのが目出度いのである。外国は禅譲、放伐、自由、協和、共産等の政体、日本は万世一系の大家族主義の国体である。
 何か過失があると、すぐ逐出して仕舞うて新しい人にかへると云ふ思想、やり方は面白くない。之は外来思想である。やり方が悪くばよく言ひ聞かせて、改めさすやうにするのが家族主義のやり方である。