出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
神の国 妻としては 参照文献検索
キーワード: 結婚 嫉妬
備考: 玉鏡 八幡-P.153 天声-P.288 昭08-06
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=930

 妻として、夫に他の愛人が出来ると云ふやうな事は忍び難い苦痛であらうが、かうした出来事は決して夫の本意から発するものではない。一寸したはづみ、偶然の出来事から起る過で、妻を捨ててまでと云ふやうな事を思つて居る男は一人もない。【一夜妻】と云ふ言語に男の心は盡されて居る。然るに嫉妬深い女房は、かうした男の心を理解する事が出来ないで、すぐ真黒に妬き立てるから騒ぎが大きくなつて、夫の方では思ひもかけぬ結果の離婚問題などを持ちあげるやうになるのだ。妻に、過を過とする寛恕の心があれば、それは一家を平和に導き、自らの一生を本当に幸福にする所以の道である。嫉妬深い女程気の毒なものはない。自分で自分を地獄のどん底につき落して居る。