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原著名出版年月表題作者その他
神の国 大和魂と軍部(1) 参照文献検索
キーワード: その他
備考: 玉鏡 八幡-P.- 天声-P.24 - 【3刷5刷では一部伏字になり「大和魂」と改題】
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=1795

 「戦争があるとか無いとか、又景気は好くなるとか好くならぬとか、新聞や雑誌又は単行本によつて人々が迷うて居りますが」と聞く人があるが、結論は既にきまつてゐる。瑞の神歌によつて神示されて居る通りぢや。何も迷ふことは無い、断乎としていつたらよいのぢや。よくなる様でも、それは一時の現象か又は策謀によるものであつて、次第に悪く迫る道程に過ぎない。八岐の大蛇の迫り来つて只一つ残された国、奇稲田姫なる日本を併呑せむとする事は免れ得ぬことになつて居る。種々の宣伝や迷論に迷うては取り返しのつかぬことになる。一路神示のままに邁進することぢや。大和魂の精神は大本教団を除けば只軍部(2)其他の国民の少数者にのみ残つて居る有様である。(3){それで満洲事変に於ても、軍部には来るべき皇国の将来が或程度判つて居るから断乎として其精神が発動したのぢや。}利害得失に汲々たる一般の国民には世界の動きは判らない。国民の眼は利害得失のみに小さく働いて居るのである。(4){其点になると、軍部は生活的の不安が無いから目のつけ所が違ふ。世界の事も比較的に判り又精神も曇つて居らないので、大和魂が発動して来るのぢや。}
footnote

(-)八幡版では全文削除。
(1)天三版、天五版、愛世版では『大和魂』に改題。
(2)「軍部」という単語が本文中に三回出てくるが、天三版、天五版、愛世版では「○○」と伏字になつている。
(3)天五版では削除。
(4)天五版では削除。