出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 蛭子の神 | | 参照文献検索 |
キーワード: その他 |
備考: 玉鏡 八幡-P.56 天声-P.160 昭07-12 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=876
エベス、大黒と云つて福の神とあがめて居るが、其エベスと云ふのは蛭子の神のことである。伊邪那岐、伊邪那美二神が、御子生みの神業の時に、伊邪那美命が先づ言葉を掛け給うた。其時に生れたのが蛭子の神で、之は天地顛倒の神業であつた為め、蛭のやうに骨なしで、グニヤグニヤであつた。故に御子の列に入れられず、葦舟に乗せ流し捨てられた。それが今の兵庫県西の宮に流れ着いたので、漁夫等が之を拾ひ祀つた。それで西の宮の蛭子と云ふ言葉が出た。しかしグニヤグニヤの神で蛭の様であつたので、現在、出雲の美保の関に祀つてある言代主命をも合せ祀つたのである。それが後に至つてエベスは言代主命と思はれる様になつた。