出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 再び七夕祭に就て | | 参照文献検索 |
キーワード: その他 |
備考: 玉鏡 八幡-P.144 天声-P.155 昭07-11 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=1359
旧七月六日の晩から同十二日にかけて挙行される七夕祭は、神々様が地の高天原に神集ひに集はれて一ケ年中の経綸について神議せらるる大切なる神事である事は嘗ても話したが、十二日の晩になると王仁が其決定せられたる神事を承はつて、其プログラム通り、一年間の御経綸を遂行する役に使はるるのである。神苑内の沢山の建物についても、御神策のまにまに建造して居るのであるが、昨年の神声碑のやうに、造つて長年用意をさせられて居たのを急に建てよと命令せらるる場合もあつて、あの碑の建つ時は容易ならざる事が起ると予てお前達に云ふておいたが、満洲事変は碑が建つとすぐ、即ち昭和六年の九月十八日に突如として起つたのである。唯困るのは神様が急がれても人間界がそれほどに急いで呉れぬので、板挟みになつて王仁は苦労する。王仁は又神策のまにまに動いて居るので、我意を些しも加へて居ないのだから、役員信者は其積りで居て貰はねばならぬ。此度の御神業は人間の想像を逞しうし得るやうな範囲のものでないのだから、柔順に王仁の指揮に従つて欲しいものである。