出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 不断の用意 | | 参照文献検索 |
キーワード: 生きがい |
備考: 玉鏡 八幡-P.225 天声-P.60 昭07-10 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=960
王仁は他に宿泊する場合、必ず其家に入ると一番に家の様子を調べておく。非常口がどこにあるか、二階などに寝る時は窓の下はどうなつてをるか、一朝事が起つた時にはどの方面からどう云ふ方法で逃れるかを、チヤンと見定め考へて、それから悠々座につくのだ。少しもそんな様子が見えぬと云ふのか、様子に出して調べるやうな事ではアカンな。東から風が吹く時の火災に処して、此家としてはどう逃れるか、西の時にはどうするか、地震の場合には如何になど、あらゆる場面を咄嗟の間に定めて仕舞つておくのだ。自分の荷物がどこにあるかを忘れるやうでは到底駄目だ。手提鞄の置場所などをかねて喧しく云ふのは、間髪を容れざる瞬間に持ち出さねばならぬから、始終手許におけと云ふのである。