出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
神の国 宅地と植樹 参照文献検索
キーワード: 自然
備考: 玉鏡 八幡-P.427 天声-P.325 昭07-02
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=857

 或る地方では宅地内に、樹によつて植ゑる事を忌む処があるが、全く迷信である。
 例へば、葡萄や柳はなり下るといつて忌み、柘榴は破裂するので忌む。蘇鉄は或地方では大蛇が棲むとか、大蛇が憑つてゐるとか云つて嫌ふ。又蘇鉄は、阻跌即ち【つまづく】のと語呂が合ふから忌むのである。
 枇杷は「汝死ね、俺なる」というて死んでから実ると云うて嫌つたものである。芭蕉はその葉が大きくても風の為に破れてゐないものはない程で、完全なものはない。此の破れるといふことを忌むのである。芭蕉は又実がなれば直ぐそのあとは倒れるものである。従つて昔から寺などに植ゑて個人の家に植ゑなかつたものである。