出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
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キーワード: その他
備考: 玉鏡 八幡-P.328 天声-P.212 昭06-05
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=1043

 白魚の手を握りたるそのせつな
  ほとばしり出づるエネルギー哉
と云ふ歌を発表すると、自分の知らない間に甲論乙駁の喧嘩が他所の新聞で始まつて居た。怪しからぬと云ふ者、それでこそ本当の宗教家であるといふ者、賑かな事である。それは何れともあれ、王仁は今後もどしどし自己暴露をやつて何でも書く積りである。それで嫌ならやめたらいい。臭い物に蓋をしておいて聖人君子ぶつて居る偽善者には王仁はとてもなれない。だが真如の光誌の回顧歌集は偽らざる告白であるけれど、各歌壇や明光にのせてある恋歌は仮想的のものである。誰でも其処に居る人をつかまへて、それをモデルにして詠むだけのものである。一つや二つ本当のものが無いとも限らないけれど……皆の人も知らぬ顔をして居るけれど、王仁の歌には思ひ当る節が多からうと思ふ。